【最終予想】宝塚記念 “グランプリは好きな馬を買えばいい” (2019) 無料競馬予想

いつも「陽気な馬券が地球を回す」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
デロリアンです。

今回は宝塚記念の枠順確定前の最終予想です。

いよいよ夏のグランプリ!
ここが終わるとしばらくはG1はなく、本格的な夏競馬が始まっていきます。

先週はお薬騒ぎで除外馬多数のとんでも開催でしたが、今後はこのようなことは無いようにしてほしいものです。

予想の前に、一応先週の振り返りから。

【函館SS】

◎ペイシャフェリシタ→5

異例の7頭立てレースとなるも、洋芝適性と馬主さん地元の開催で本気度は高いと見込んで本命視の結果はドボン

勝ったのは江田照男JKのカイザーメランジェ…江田JKは7年3か月ぶりの重賞勝利でした。
正直、前走の千直で本命を打っていただけに「えっ!ここで走るの??」という感想。小党頭でスッとハナを奪うとマイペースで逃げ切ってしまいました。江田JKの逃げ、恐るべしです。

2着のアスターペガサスは、着差を見てもたいして強い内容ではなかったですね。他に走る馬がいなかったからこの着順だった、という感じ。
3着のタワーオブロンドンは、レーンJKがスタート決めるもペースが早いと思ったのか後方に下げようとして、でも馬は行きたがってハミを噛んで、という道中のチグハグっぷり。
馬場も合わないでしょうし、今回は参考外としていいと思います。
ここで負けて人気がた落ちになって、左回り大箱、毎日王冠とかに出てくれば厚く狙ってみたいですね。

【ユニコーンS】

◎ダンツキャッスル→3
○デアフルーグ
▲デュープロセス →2着

ここは3着内軸に見据えたダンツキャッスルが、想定とは違う展開でしたが最後のひと伸びで3着を確保。
ただ、個人の勝負馬券は◎⇔○のワイド(笑
▲デュープロセス絡みは抑え程度に金額調整してました(笑笑 よってこのレースはちょいプラ。

友人から的中報告がきたので、それを救いとします。

ちなみに、個人の一番の大勝負は阪神11R ◎ストーミーシーでした。わたしは杉原JKを許さない。絶対にだッ!
今週も連闘で出走予定ですが、懲りずにまた買います。

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宝塚記念 (2019) 枠順と予想オッズ

12頭立て、というのは本当にファン投票の意味があるのか?という疑問が残りますが、G1馬がひしめき合う豪華メンバー。
配当的にはどうなんでしょう、というのはありますが楽しみなレースには違いありません。

昨年の秋にアーモンドアイと接戦を演じて勝ち鞍こそないものの存在感が光るキセキ
海外では崩れたが国内では堅実で鞍上もみんな大好きルメールのレイデオロ
牝馬からはエリザベス女王杯を制して、その後の香港でも結果を出したリスグラシュー
大阪杯で久々の勝利をG1で飾ったアルアイン

上位勢力は当日までかなり人気が割れそうで混戦模様となっています。

 レース傾向

開催時期が梅雨時、ということもあり例年スタミナ勝負、というイメージが強いレースです。位置が取れる内枠、先行馬には注意が必要ですが、それと同時に上がり最速が馬券に絡む、という2面性を持ったレースです。

阪神の芝はこの開催を最後に夏に張り替え予定。つまり今は雨が降ろうがボコボコになろうがどうせ夏に植え替えるし…と芝メンテもそこまで本腰入れてやらない時期で、そこに梅雨という季節が相まって時計のかかる力の要る馬場になっています。

例年馬券が荒れるのは、この特殊な芝条件で決め手が持ち味の有力馬が勝ちきれず、逆にそれまでキレ負けしていた馬が人気を落として好走、という構図と考えます。

昨年はミッキーロケットが勝ち、香港からの刺客ワーザーが2着、ノーブルマーズが3着好走し大波乱
2017年はキタサンブラックが敗れサトノクラウン→ゴールドアクター
2016年はマリアライトがドゥラメンテを出し抜いて勝利

今年は有力どころが位置が取れるスタミナ自慢が多く、大荒れ、というところまではないのかもしれません。

最終予想 宝塚記念 (2019)

クリンチャー

天皇賞春時の考察。

昨今の凱旋門チャレンジをした馬のその後は軒並み日本の競馬に対応できておりません。
その原因として、日本の競馬とフランス競馬が明らかに異質であり、知らず知らずの内に馬が海外競馬に対応した走法を覚えてしまうからだと考えます。

そこでクリンチャーですが、海外の成績は散々、帰国後の有馬記念は帰国後1戦目で見所なく惨敗。
間隔空いた日経賞は7着でしたが、この日の中山は内側がかなり伸びる馬場で、そこを外を回しての7着は悲観する内容ではなく、むしろよく7着に残せたな、という印象を持ちました。

もうひとつ取り上げたいのは有馬記念も日経賞も最後の1ハロンでパタッと脚が止まっており、過去のレースを見返しても急坂が苦手なのかもしれません。逆に京都コースの戦績は 2-1-1-0 と馬券圏内を外していません。京都巧者の可能性があります。

他馬のほとんどが58キロの斤量は経験がない中で、昨年天皇賞春で3着好走した経験はプラス。
枠は外目ですが、小頭数なのであまり気にしません。

あれこれ並べ立てましたが、最もシンプルなのは三浦皇成JK鞍上の時点で最後の天という非常に判り易いサインが出ておりますw

平成生まれの三浦JKが平成最後のG1で初のG1勝利、ドラマティックだと思います。競馬は収支も大事ですが、ロマンも大事です。

本来であればキセキやレイデオロやリスグラシューと競っては勝ち目なんてほぼないでしょう。

ただ、頭文字Dでも雨の下りならカプチーノがAE86と差のない勝負ができたように、得意の小回り右回り、恵みの雨で重くなった馬場、開催最終日のボコボコの馬場、と特殊な宝塚の舞台が整えば本来の力量差を埋め、逆転のチャンスはあると考えます。

その最たる例が、昨年の京都記念です。
ここで倒した相手はアルアイン、レイデオロ、モズカッチャン、一線級で通用する馬ばかり。

最近の凡走続きのおかげで人気することもないし、他の有力馬たちと違い別の馬にマークされることもないです。早い脚が使えないこの馬が走るとしたらココしかありません。

たとえ外を回らされたとしても加速は遅い馬なので、スムーズに位置が上げられるこの枠は内枠で揉まれるよりはチャンスはある、と考えます。今回は陣営も前につけるか捲る競馬を示唆しており、3コーナーである程度の位置が取っていれば、見せ場があるでしょう。

宝塚記念は、他のレースとは違う特殊条件。この条件だからこそ買うべき一頭です。

リスグラシュー

宝塚記念は毎年上がり最速が使える馬が馬券に絡むレースです。

個人的にこの馬を推す理由は前走の香港QE2世Cの3着の内容。昨年はワーザーがこのレースで穴を開けたように、シャティンの芝は今開催の阪神の芝とかなり似た性質で、基本は先行有利の重たい芝。そのレース展開とは真逆の脚質のこの馬がアウェイでここまで差を詰めたのは素直に能力が高いからです。

2走前金鯱賞も、ダノンプレミアムが前で押し切る流れをとんでもない脚で2着まで突っ込んできています。これは着差以上に強い内容です。課題のスタートも最近はクリアしていますし、本格化したハーツクライ産駒はとにかく強いです。
展開次第で差し届かないことはあるかもしれませんが、最後の1ハロンで突っ込んできて馬券圏内、と見れば高い評価とします。

キセキ

以下はジャパンカップ時の考察。

強気に前につける競馬を川田JKはうまく引き出したと思います。
今回展開面を考えたときに、前につけられるこの馬がもっとも馬券圏内に入線する可能性が高いと考え本命とします。

ハイペースで逃げてしまうと最後甘くなってしまいますが、ウインテンダネスを行かせて2番手につけられれば理想形。
ただ、アーモンドアイを負かしにいくなら逃げて強気にペースを作るのもアリかと。

大阪杯時の考察。

結果をしてはスーパーレコードのアーモンドアイの引き立て役、となってしまった訳ですがこの馬自身も大幅にレコードを更新しており、後続にはかなりの差をつけて入線しています。

アーモンドアイを除けば、最強なのはこの馬なのかもしれません。
後続に影を踏ませることもなくゴール板を通過してもまったく驚きませんが、今回は休み明けのぶっつけ本番と、どちらかというと左回りが向くと考え、対抗評価とします。

昨年のG1戦線ではそれまで一時期の不振は嘘だったかのような大活躍を果たし、超絶レコードのジャパンカップを演出した立役者です。
春はぶっつけ本番大阪杯で勝ち馬アルアインとタイム差なしで好走。エポカドーロが逃げた番手に控えてもしっかりと能力の高さを示しました。

正直、この再内枠というのはJRAがこの馬の凱旋門賞チャレンジを後押しするために勝たせたい、という意図が感じられます。個人馬主なので遠征費も必要ですからね。
ただ、大トビのタイプで小回りの適正は正直のところ疑問はあります。スタートも特別早い、という訳ではなく再内枠は伸るか反るか、という競馬になると見ます。少し邪推になりますが、NFがこの馬を勝たせたくないと考えているとすれば、タツゴウゲキあたりが主張する可能性もあります。
それでも極悪馬場の菊花賞を勝ったこともありますし、能力はメンバー屈指だと考えます。
自分の競馬に徹して、あとは粘りきれるかどうか…エタリオウと同じく最後に何かにやられるキャラな気がします。

アルアイン

前走 大阪杯時の考察。

この馬は皐月賞から勝ち鞍から遠ざかっていますが、常に一線級相手にそれなりの結果を出してきました。
金鯱賞は前哨戦仕上げと不慮の乗り替わりで、結果としては物足りない内容でしたが、そんな訳アリ敗戦のたった一度でここまで人気落ちするようであれば、あえて高く評価します。

今回はキセキのマイペース展開であれば、差し馬よりは好位先行から押し切りが出来る馬に展開は向くはず。
内枠、最近活躍が目覚しい北村友JKも買い要素です。しっかりと2着、3着あたりに残してくれるでしょう。

結果としては1着でゴール板を通過してしまった訳ですが…皐月賞の勝利後は常に第一線に挑んで厳しい結果を強いられていましたが、大阪杯で見事に復活。ただしこのときは馬具、展開、馬場、騎乗すべてがうまくいった結果でした。

個人的にはこの馬は年を重ねて母系の血が強くなってきた頃合でマイラー~2000までの馬だと思っており、今回の2200は若干長いのでは?と考えています。
ただ、先週のダメージが残るような重たい芝はこの馬の大好物でもあります。
内枠を引いたら評価を上げるつもりでいましたが、後入れ偶数の内目、と悪くない枠を当てましたので、前走と同じように内で折り合えればチャンスはあります。

それでも2着、3着までだろう、という抑え評価。

レイデオロ

海外遠征では気性の荒いところを見せて結果が出せませんでしたが、国内では皐月賞を除いて崩れておらず。常に堅実に走る万能タイプです。
粗探しをするのは野暮かもしれませんが、過去にこの馬が勝ち切れなかったレースはいずれも”遠征”をしたときとなります。
今回は海外帰り→帰国→関西に遠征という流れです。ご近所でブイブイ言わせる反面、出張先だと気分が乗らないのか、緊張して走れないのか…そういった馬の折り合いを付けてくるのがルメールJKですけどね。
能力だけ見れば当然ここでは強いのですが、この条件で人気してくるのであれば、馬券的にはあえてこの馬を頭で買う必要はありません。

エタリオウ

無冠ながらもクラシック戦線で大活躍、前走の天皇賞では2番人気まで推されるも4着に敗退。
このときは折り合いもつかず、デムーロJKは苦渋の選択で早めに捲るも直線では伸び切れず4着。むしろこの乗り方でよく4着まで来たな、というのが正直な感想。

馬込みを嫌うので今回も追い込み競馬に徹するとレース傾向的には狙い辛いのですが、今回の鞍上は典さんですからねぇ、手の内が読めません。ずっとこの馬に乗りたかったみたいですからね。
後方ポツン、だとまず勝負にならないのでまさかの逃げの手、というのも有り得る…のでしょうか。逃げたら相当面白いことになると思うのですが。こういった妄想をさせてくれる鞍上がいるから、競馬が楽しめるのですね。
ただ、馬券的にはここじゃない、と判断します。

タツゴウゲキ

ザ・夏の主役が1年ぶりに帰ってきましたが、まず能力は足りないでしょう。ここを叩いて夏競馬での活躍に期待します。

スティッフェリオ

福島記念、小倉大賞典を連勝していることからも平坦コースが得意なこの馬が阪神が合うとは思えませんし、G1では格負けでしょう。そう思っていたら大阪杯は内、前に有利な馬場を外を回してアルアインから0.5差。意外にやれたのには驚きました。

昨年の札幌記念も超豪華メンバーの中で5着、サングレーザーから0.4差、と頑張っているのは相手なりに頑張れるステイゴールド産駒っぽくて、今回も紛れがあれば掲示板くらいまでなら顔を出しそうですが、それでも58キロを背負って圏内まで届くとは思えません。

マカヒキ

京都記念記念時の考察

3歳時はキレッキレの競馬でダービーを制しましたが、近況は高速決着には付いて行けず、むしろ時計のかか展開で好走する、という状況。

凱旋門賞チャレンジから日本競馬に対応できなくなり、現在は適距離の天皇賞秋ですら掲示板付近がやっと。
今回は更に距離が伸びるので厳しい結果が待っていそう。

札幌記念好走したようにかつての瞬発力が失われた今この馬が好走出来るのはタフさを活かした舞台。そう考えると今の時計のかかる京都の芝は意外とハマりそう。

2200mはやや長い感も否めませんが、これだけメンバーレベルが落ちる今回なら出番はあるかもしれません。

結果は3着入線、とこの馬としては大健闘。続く大阪杯も4着、と着順だけ見ればあと一歩のように見えますが、このときは内有利の馬場をロスなく内を回ってかなり展開利があっての結果でした。最後の最後で差が詰められないところが最近の定位置。下馬評では復調かも…みたいな声が挙がっていますが、上位入線しても馬券に絡まなければ買う意味がありません。4着を当てる馬券があるならこの馬を買います。

ショウナンバッハ

この馬の好走できる条件は軽斤量と左回り。前走は56キロを背負って突っ込んできたのには驚きましたが、58キロを背負ってどうのこうのなるはずがありません。そもそも高齢馬は過去にまったく馬券に絡まないレースです。ここで馬券に絡んだら事故に遭ったと考えて諦めます。

ノーブルマーズ

リピーター枠ですが今年は昨年のG3レベルのメンバーとは相手関係が違いすぎます。鳴尾記念の5着もパッとしないですし、今年は厳しいでしょう。

スワーヴリチャード

昨年の大阪杯では右回りを不安視されるも神騎乗で差し切り勝ち。以降の秋はイマイチ状態面整わず。今年は不得手右回り急坂中山記念で4着、ドバイシーマ3着。NFで海外帰りも抜かりない仕上げとは思いますが、やはり買いたいのは左回りです。

ミルコがエタリオウを選ばずに右回り不得手なこの馬に乗ることを選んだ、というのはちょっと不気味な感じはします。

 

宝塚記念 (2019) 予想まとめ

◎クリンチャー
○リスグラシュー
▲キセキ
△アルアイン

最終買い目は土曜日の馬場の傾向と天気次第。
差しが届くか判断が難しければBOX買いも検討します。


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出走馬の馬柱と追い切りを判断材料に展開、馬場を絡めた予想をしています。重賞とメイン前後、裏開催の平場レースをぼちぼち予想していきます。勝負事なので勝敗は大事ですが、それよりも納得した勝負をして公営競技としてレースを観戦できる心のオアシスとして競馬と接していきます。