【レース回顧】　京王杯SC　月に変わってお仕置きよ！　(2018)

藤沢厩舎　×　ルメールの黄金パターン炸裂。
ただ、個人的には騎手の駆け引きで着順が大きく変わった一戦に映りました。

レース回顧　京王杯SC　(2018)

スタート。

ラインスピリットとアイラインが横にもたれてムーンクエイク、グレーターロンドンは後方へ。

セイウンコウセイが外にふられシュウジ、テオドールもスタート不利。

前半3ハロン34.2はかなり早い。

コーナー出口。先行勢の脚はすでにあがっている。

残り200mあたり。

キャンベルジュニアが内に締めて、逆にシュウジとラインスピリットは外側に振ってセイウンコウセイ、ビップライブリーの進路がなくなりブレーキ。

逆にムーンクエイクの進路がぽっかりと空くかたちに。

別の角度がこちら。

ゴール前は接戦。前が空いたムーンクエイクが僅差で1着。
粘りこみをみせたキャンベルジュニアは2着。

サトノアレスは後方からよく追い込んだが3着。
上がり最速で詰めたグレーターロンドンは届かず4着だった。

各馬を振り返って

1着　ムーンクエイク

条件戦上がり馬で休み明け過剰人気。これは非常に買いづらいです。

上がりは使えていたがルメールが早めに前につけていい位置で折り合いがつけられたのは巧かったです。

ただ、たまたま前が空いた、という勝ち方はラッキーパンチ感が否めなくて、この後安田記念に出てきてもちょっと違うかな、という印象。

レコード決着だけど、だからこの馬が強い、とは評価しません。

2着　キャンベルジュニア

思った以上に行き脚がついて好位で運べました。

今回直線で内に締めにいった石橋JKは技術として評価する。ただ、馬券を持っていたビップライブリーが閉じ込められて残念でなりません。

直線の長い東京コースで粘りを見せたのは今後のレースも期待。ただ、G1出走は実力が足りるかどうか…

3着　サトノアレス

ペースが流れて、直線もすんなり外目に振れて、不利もなくてスルスルと上がってきました。

今回かなり叩き仕上げの印象でこれだけ走れているので、本番巻き返しは充分可能と見ます。

4着　グレーターロンドン

上がりタイ32.5は脅威ですが、もう一列前で競馬をしないと届かないです。

今回賞金加算である程度仕上げていそうでペースが流れて展開がハマってようやく、の結果なので、上位の馬とはかなりの力差を感じます。

5着　ラインスピリット

仕上がりが良かったのでもしかして…と淡い期待は少しだけしましたが、ここまでの激走はおどろきました。

差し展開の中でこれだけ粘れるのであれば、次もやれるかも、と期待してしまいます。

7着　ウインガニオン

期待しましたが、気温が思ったより低かったので走る気が出ませんでした。

この馬も後方からの展開で勝ち馬と0.3差ならそこまで悲観する必要はなくて、これから調子を上げてくる夏は買い目に加えておきたい1頭ですね。

8着　シュウジ

ようやくまともな競馬が出来るまでに気性が成長してきているように映ります。

もう一列だけ前に居ればもう少しは結果が変わってくるはず。

13着　ビップライブリー

1400mマイスターに期待しましたが、先述の通り直線で追えませんでした。不利がなければもう少し着順は上げられるはずなので、次走まったく人気がなければ大きな穴を空ける可能性を秘めていますね。

15着　ダンスディレクター

大外から回して距離ロス、という言い訳ができない負け方ですね。
こういうすごく勝てそうな人気馬が惨敗するから競馬は面白いのです。

イスラボニータと同タイム、というところが評価されての人気でしたが、今回の敗戦理由が紐解けない限り今後の取捨選択は慎重に行わないとまずいですね。

予想結果　レース名　(2018)

—
◎ウインガニオン　→7着
○ビップライブリー　→13着
▲ダンスディレクター　→15着
☆シュウジ　→8着
—
無ムーンクエイク→1着
無キャンベルジュニア→2着
△サトノアレス→3着

カオスなメンバーで予想はかなり難しかったです。

差し展開でレコード決着の中で0.3差に粘れる逃げ馬を本命にできた、というのは一応馬の能力は買えているのではないでしょうか。

2着のキャンベルジュニアは内枠なら強気に単穴くらいまでには評価したかったのですが、外枠に配置されてばっさりいってしまいました。

ダンスディレクターは案外でした。ムーンクエイクは実力未知でこの人気では買えません。1400mのアドマイヤムーン産駒って何故か異常に好走するんだけど、買い時が掴めないんですよ。

前述したとおり、前で残ったこの2頭は評価していいと思います。ウインガニオンの敗戦は、今回は負けましたがニヤリとしています。今後大きく人気を落としてくれるなら、強気に狙っていきます。

これからの地方競馬参戦があれば、昨年の北九州記念、谷川岳Sのような大きな配当を授けてくれる！

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