【レース回顧】アーリントンC (2018)

タワーオブロンドン、1600mでもやれる子だったんですね。

NHKマイルにも期待したいです。

アーリントンC

きれいに揃ってのスタート。
まずはラブカンプーが出していきインディチャンプ、アリアが続く。
パクスアメリカーナは内で控える。ダノンスマッシュが押して上げていく。
タワーオブロンドンは控えて後方。ラセットはそのやや後方の外目に構える。

600m通過は34.5で淀みなく流れていく。

最終コーナー。馬群が凝縮して直線へ。
インディチャンプが我慢できず早めに抜け出し。

パクスアメリカーナは内をうまく捌いて前進。

インディチャンプを捕らえにいったところを更に外からタワーオブロンドンが強襲。

インディチャンプは食い下がったがゴール直前でレッドヴェイロンに避わされた。

勝ち時計 1:33.4 は優秀。
直線で展開が二転三転する見応えのあるレースだった。

特に印象に残ったのがタワーオブロンドンとラセットの直線出口の攻防。

完全に、当たってます。

ラセットはこの後完全に失速してしまったので残念だったが
タワーオブロンドンは大型馬だからこその味のある競馬が見せてくれたので楽しめた。

各馬の振り返り

タワーオブロンドン 1着

強かった、の一言。
ラセットにフタをされかけたところをこじ開けて、更に直線あんな位置いたのに最後はワープしてきたのだからこのメンバーでは完全に力が抜けていたのだろう。

1600mは長いと見ていたが、今後は充分にこなせると見るべきだろう。

パスクアメリカーナ 2着

この馬もいい競馬をしていた。内枠が不安だったのだが、内目を追走したのち直線で前を捌ける器用さを見て取れた。
左回りは未知だが長くしぶとい脚が使えるタイプと見るので、直線の長いコースでも通用するのではないか。

インディチャンプ 4着

スタートからかかり気味で、抑えるのに苦労していた。

コーナーで早めに抜け出した、というよりもタメが効かずに行ってしまった、という感じだった。
今後も充分通用する器なのだが、幼さが出てしまった結果と見る。

気性面の成長がない限り、今後も頭では買いづらいだろう。

ラセット 11着

有力馬タワーオブロンドンに蓋をしようとしたので、その点は評価。
ただ、喧嘩の相手が悪かった。

この馬は重賞では常に人気せずに、たまに穴を開ける程度だろう。

馬券は軸では買えないが、紐で入れていればそのうちいいことがあるかもしれない。

ダノンスマッシュ 5着

過去はスタートが悪く、結果タメが効くことで末脚を披露してきたが、今回スタートが決まったのは良かったのだがその後に押して前に上げていった。

マークすべき馬に差しでは敵わないとの鞍上の判断なのだろう、押し切り競馬を計ったが直線では脚が残っていなかった。

今後も重賞では厳しいと見る。

予想結果

◎パクスアメリカーナ2
○インディチャンプ 4着
☆ラセット 11着

▲ダノンスマッシュ 5着

△タワーオブロンドン 1

本命のパスクアメリカーナは馬券内に走ってくれたが、予想は配当狙って組んだためハズレ。
思った以上にインディチャンプの組み合わせが売れていたらしく、1-3番人気の馬連1,050円もついていた。

次走狙える馬

パクスアメリカーナ

前述のとおり。
個人的には葦毛馬が好きなので今後も応援します。

ABOUTこの記事をかいた人

出走馬の馬柱と追い切りを判断材料に展開、馬場を絡めた予想をしています。重賞とメイン前後、裏開催の平場レースをぼちぼち予想していきます。勝負事なので勝敗は大事ですが、それよりも納得した勝負をして公営競技としてレースを観戦できる心のオアシスとして競馬と接していきます。