いつも「陽気な馬券が地球を回す」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
デロリアンです。
コロナウィルス影響でいろんなところでイベント自粛ムード。
競馬も無観客レースとなっていますが、場合によっては開催どころではなくなる可能性もあるかもしれません。
平和な日常が戻ることを願っています。
今回も馬券回収率とは無縁(？)の馬券術の記事です。
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何故ジョッキーで馬券を選ぶのか
秋名の下りでハチロクに乗れば、誰でもRX-7相手に勝てますか？
名作、頭文字Dを引用してみましたが、競馬のレースってそんな感じだと思うんですよ。
漫画では主人公が排気量の低いAE86でバブル期のスポーツカー相手に峠道でカーレースをして、超絶テクニックを駆使して勝利していく、という今の時代にはなかなかDQNな内容。面白いんですよねー。
なぜハチロクがそんなに強いのか。それはドライバーの藤原拓海くんの超絶ドラテクがあるからです。
競走馬だって人が操縦するのであれば、原理は同じです。いいテクニックを持っているジョッキーは、それだけ馬の能力を引き出せるし、レースで優位に立てるのです。
ただ、競走馬は生き物であり、それを操るジョッキーもまた生き物。いいときだって悪いときだってあります。
じゃあどんなときにどのジョッキーが狙いなのか。今回も騎手ごとの個性、馬券での付き合い方を記してみようと思います。
(あくまで個人的な意見です)
迷ったらこのジョッキーを買え！
北村友一 (キタムラユウイチ)
量子力学の効果。
某掲示板の愛称は「机」。
名前の由来は、
2013年11月2日京都2Rでミンディに騎乗し内側に斜行し、オブシディアンの進路を妨害したため開催日4日間の騎乗停止となった。このレース後に検量裁決室内で机を持ち上げて倒すという粗暴な行為を行ったため、更に追加で開催日2日間の騎乗停止となった。粗暴行為での騎乗停止追加は史上初のことになってしまった
(Wikipediaより引用)
もともとはそこまで目立つジョッキーではなかったのですが、2019年あたりからは明らかに馬質が良くなった、と感じる方もいるでしょう。これは「ノーザンファームに寵愛され始めた」だと思っています。
近年のグレードレース、特にG1で活躍を見せるのはカタカナ名のジョッキーばかりで、ルメール、デムーロの他には短期免許取得のジョッキーが名を連ねています。たまーに「ユタカサン」「カワダユウガ」「ヨコヤマノリ」という名がぽつぽつとある程度でした。
ベテラン勢力が奮闘するのはそれはそれで面白いのですが、若手、中堅がぽっかり空いていて、世代交代が進む今後の日本の競馬界は大丈夫なのか？と不安になる流れがありました。
そこに、北村友一ジョッキーの2019年突然の大阪杯で9番人気アルアインでG1初勝利→秋華賞をクロノジェネシス、阪神JFをレシステンシアでG1を3勝という大きな飛躍。
いい馬が集まる背景として実は裏で、よく外厩施設に足を運んで営業活動を行っているとかなんとか。それがコネクションであれなんであれ、しっかりと営業努力をして結果に繋げているところはプロといて正しい行動なのでしょう。
ただ、いい馬に乗せてもらっている割には、いまいち戦績が安定しないという点も彼の持ち味。レースを観ていると、先行馬ではペースを見誤って自滅、他の馬の進路を邪魔してしまう、などろくなことがありません。内で器用に捌く、というレース運びもイメージが持てません。
どちらかといえば後方で溜めてズドン、でそのズドンがハマる展開ですっ飛んでくる印象が強いです。あと、ダートより明らかに芝のほうが得意だと思います。
馬券の狙い目としては、差しが決まる展開をスンナリ外を回して届くかどうか、それをオッズと相談、といったところです。
ただ、年間でG1を3勝した事実は事実です。クロノジェネシスの名前の通り、これからがまさに「始まり」なのかもしれませんね！
買い時：ノーザンファームの馬騎乗時、ローカル開催、外枠
折り合い：A 営業努力：S 気性：D
F・ミナリク (フィリップ・ミナリク)
芝のレースを観ていると、「YOUは何しに日本へ？」と思ってしまいます！
差し競馬では不可思議な位置取り、コース取りで平気で人気馬を掲示板外に飛ばしてしまう、迷ジョッキー。
出遅れ率も高いし捌けないし仕掛け所もイマイチだし…この騎手には芝では、前で走っていたら結果残ってしまった、という競馬以外に期待できるコトはありません。
そもそもミナリクさんはどういった方？という点の説明ですが
父はチェコ競馬のリーディングジョッキー。1997年にドイツ競馬の騎手免許を習得するとG1レースを制覇するなどドイツリーディングをこれまでに４回取得している名ジョッキー。
当時招待騎手、招待馬と共に来日を果たしたミナリクは東京競馬場の地下ゲートを潜り抜け大観衆の待つ場面を見ながら「ここはワールドカップの会場みたいだ」と感動を覚えた、という。
日本文化に関心を持つようになったミナリクは日本茶のいれ方を習得し日本に来日する度に大量のお茶を購入することで有名。日本語の習得にも意欲的で、簡単な日本語の会話も可能なくらいには上達している。
日本滞在中は北千住のウィークリーマンションを契約し日本ライフを満喫していることでも有名。
観光に来ているのかな？
そんなミナリクジョッキーを馬券術の記事で挙げるなんて何考えてるんだコイツ？という話ですが、彼の狙い目は結構わかり易くて、その真骨頂は”ダート”にあります。
彼の近年の来日時の戦績を見ると
芝
2020年 1-5-0-52 勝率0.017 連帯率0.103 複勝率0.103
2019年 4-5-6-68 勝率0.048 連帯率0.108 複勝率0.181
2018年 3-1-2-47 勝率0.057 連帯率0.075 複勝率0.113
ダート
2020年 4-2-3-68 勝率0.052 連帯率0.078 複勝率0.117
2019年 7-7-8-78 勝率0.070 連帯率0.140 複勝率0.220
2018年 6-6-5-56 勝率0.081 連帯率0.162 複勝率0.230
もともと勝率が低いのでびっくり数字が並びますが、芝よりもダートのほうが勝率が高いことが判ります。
そのダートで馬券圏内に入線したものをピックアップすると「短距離(1200mくらい)」に集中しており、この条件下では以下の戦績でとんでもない回収値を挙げています。
2020/01/25 ダ1200 4歳上1000万下 単12.7→1着 キタノオドリコ
2020/01/19 ダ1200 3歳未勝利 単17.8→1着 サトノポーラスター
2019/03/24 ダ1200 3歳未勝利 単29.6→2着 サイファリス
2019/02/24 ダ1200 ブラッドストーンS 単111.3→2着 スミレ
2019/01/14 ダ1200 4歳上500万下 単37.1→1着 ノーザンクリス
2018/03/18 ダ1200 千葉ステークス 単80.0→2着 ドリームドルチェ
芝では間違っても買ってはいけません。
ダートかつ短距離、という限られた条件でのみ、彼が輝くときなのです。
買い時：ダートの短距離
スタート：C 捌き：C 親日度：A
坂井瑠星 (サカイリュウセイ)
「菜七子には負けない！」
父は大井競馬の元騎手で調教師の坂井英光、叔父に笠松競馬の元騎手、坂井薫人という競馬一家。
2017年からオーストラリアへ武者修行した効果なのか、2019年は重賞タイトルを3つ獲得する大活躍を見せてくれました。
その勝利したレースの配当は凄まじく、いずれも下位人気馬で勝利を挙げている点には注目。
フィリーズレビュー ノーワン 12番人気 (単勝オッズ 46.3)
京都大賞典 ドレッドノータス 11番人気 (単勝オッズ 90.7)
中日新聞杯 サトノガーネット 8番人気 (単勝オッズ 14.0)
1つ2つなら展開がたまたまハマったか？と思いますが、3つ目を獲れるのはいよいよ実力と考えてもいい頃合いでしょう。
個人的にはこれからの競馬界を担うであろうと注目している、ヤング四天王の一人として応援しています。
(ちなみに残りの3人は武藤雅、松若風馬、鮫島克駿です)
騎乗スタイルはとにかく大胆不敵。一か八か逃げ馬で内に拘った勝負します。ペース配分も若手ではかなりうまい部類です。よって、馬券の狙い目は人気に関係なく彼が逃げ馬や先行馬に騎乗するときです。
逆に人気馬に乗ったときは自分のスタイルに持っていけてない気もします。プレッシャーに弱い若手らしさも見え隠れします。か、かわいい…♡
ちなみに、目標とするジョッキーは福永ジョッキーらしいですね。それならまずはインタビューコメントをうまくならないといけませんよね。
買い時：逃げ馬騎乗時、人気薄
一発度：A プレッシャー：C 成長度：A
戸崎圭太 (トサキケイタ)
トサキケイタはダンビュライトに乗りたそうにこちらを見ている
彼をダンビュライトに乗せてあげますか
→ いいえ
いいえ
戸崎選手は、あの伝説の天才ジョッキー武豊が、「馬券を買うなら戸崎圭太」と太鼓判を押す、中央競馬JRAきっての実力者です。
2014～2016年と3年連続で、JRAのリーディングジョッキーにも選ばれるほどの騎手であるにもかかわらず、過去にJRA試験に2度も不合格。2013年にようやくJRAデビューを果たしています。
真面目で人間性にも定評がある戸崎選手は、数少ない休日を惜しみなく家族サービスに費やすマイホームパパのようです。
馬券の付き合いとしては、一度勝つとその週は連続で勝つ、いわゆる二匹目のドジョウ狙いが有効と見ます。
その根拠は、彼の得意な差し追い込みでの「大外ぶん回し」という騎乗スタイル。つまり、彼が勝つときは馬場傾向が味方している可能性があり、同じ日、同じ週の馬場なら同じ乗り方をすれば差し届くだろう、ということです。実際に、彼は重賞レースと同じコース開催があると、馬場やペースを探る予行練習をしてる節があります。
南関時代から勝利には貪欲であり、努力で結果を残してきました。JRA試験も諦めずに挑戦して勝ち取るという、負けん気の強い気質であることが伺えます。
個人的にはかなり馬券の相性の悪いジョッキーでとにかく嫌いでしたが、2019年の落馬での負傷長期離脱で彼がいなくなると、寂しい気持ちでいっぱいになりました。今は順調に回復しているとのこと。早く帰ってこい、サンライズノヴァやダノンキングリーが待っているぞ！そしてまた馬券でいっぱい悩ませてくれー！
買い時：勝ち鞍があった週の特別戦、メインレース
勝気：A 安定：C 大外一気：A
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いかがでしたか？今回も完全に趣味の領域でした。少しでも競馬を好きになるきっかけになれば幸いです。
ツイッターはぼちぼちやってます (DeLorean9800)
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