七夕賞の枠順確定前の見解です。
今回はこちらも前後編に分けてお届け。
過去10年で7回も二桁人気が馬券に絡んでいる波乱傾向のレースとなります。
夏競馬のハンデ戦らしい高配当が飛び出すかもしれませんね。
今年の出走メンバーを見ると抜けた馬はおらず、難解なレースです。
枠順次第で着順はいくらでも変わってきそうですね(;´・ω・)
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福島 芝2000mコース傾向
コーナー出口のポケットからスタート。
スタートから最初のコーナーまで510mあり先行争いが激化するとテン3ハロンは早くなる傾向があります。
一方で最後の直線は290mしかないため、最終コーナー出口である程度の位置を取れていないと上位入線は厳しくなってきます。
スパイラルカーブで馬群が外に膨らむことで外を捲って上がっていく馬は更に外を回らされることになり、どちらかといえば前目で押し切れる逃げ先行馬、ぽっかり空いた内を突ける立ち回りが器用な差し馬を狙っていくのが馬券的中への近道です。
有力各馬の見解
▽プラチナムバレット 牡4 57.0 岩崎
前走、都大路Sの結果は馬の異変により直線全く追っていないので度外視はできます。
京都新聞杯では阪神大賞典2着馬のサトノクロニクルを負かしており素質は非凡でしょう。
ただ、その後は不調浜中JKたがらなのか、馬の能力なのか、OPレースで勝ちきれておりません。
今回乗り替わりの岩崎JKは重賞勝利経験なし。レイホーロマンスを人気して飛ばしたのは記憶に新しく、人気してマークされるようであれば位置取りに苦労する場面もありそうです。
▽レイホーロマンス 牝5 51.0 内田博
ここ最近はハンデ重賞を軽斤量で穴を空けて来ましたが、近2走は人気を背負って応えることが出来ず。
今回またハンデを貰って51キロで出走でき、ウチパクさんにスイッチはある程度の人気になりそうですね。
内を捌く器用さはなく、得意の大外ぶん回し直線一気もコース傾向に合わず、いずれの道を選択しても、待っている結果は厳しいものとなりそうです。
▽サーブルオール 牡5 55.0 戸崎
条件戦での連勝ののち、エプソムCでは56キロを背負って馬場の悪い中を追い上げて0.3差の4着は、初重賞挑戦を考えれば立派でしょう。
ただ、これは差し向きの展開の助けもあってのものだし、鞍上はこれまで乗り慣れているルメールJK。
今回前残りの展開となる場合には捲り差すような競馬を余儀なくされることが想定される場面で戸崎選手、という時点で食指が動きません。
差し、追い込み競馬の戸崎選手は個人的に全く信用できないので、人気を被るなら軸で買わずに相手に入れて様子見
なお、デロリアンが戸崎選手を軽視すると普通に馬券に絡むのはお約束です。
パワーポケット 牡6 50.0 鞍上未定
条件戦を勝ち上がれておりません。
障害、芝、ダートとあれこれ試すもドモナラズ。
軽視でいいでしょう。
▽ワンブレスアウェイ 牝 53.0 石橋脩
ずっと人気先行して結果を出せずにおりましたが、前走マーメイドSでは内をうまく捌いて勝ち馬とタイム差なしの好走。
展開の助けは大いにあっただろうし、マーメイドS自体が牝馬限定戦、低レベルすぎて全く参考になりません。
スタートさえ決めれば、というリスクを背負ってまでこの馬を強く狙う理由が見当たりません。
枠順確定前 注目馬
★マイネルミラノ 牡8 57.0 田辺
前走はテンで出して行けずに捲るように脚を使った分で後半が甘くなり惨敗。58キロを背負っての無茶な競馬は流石に厳しかったでしょう。
休養前のAJCCでは叩き仕上げとはいえダンビュライトやミッキースワロー相手に僅差の競馬が出来ているので、きちんと乗れるならここでもオッズほどの能力差は無いと見れます。
過去には福島民報杯を勝利しており、距離やコースに不安はなし。
いっぽう、ハンデ57キロはギリギリライン。
単騎逃げでペースを握ってマイネル軍団の道を開くのか、強気騎乗の田辺JKがそのまま行ってしまうのか。
いずれにしてもこの馬を買い目に加えればレースが楽しめそうですね。
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