タワーオブロンドンを筆頭に、今年もなかなかのメンバーが揃いました。
皐月賞では距離が合わなかったり、仕上げが間に合わなかったり、もともとここが照準だったりと各馬様々な思惑でここに挑んできますが、アーリントンカップで地力の違いを見せ付けたタワーオブロンドンが支持を集めそうです。
ただ、それを迎え撃つ馬も重賞や前哨戦で勝ち抜いていた面々で黙って勝ちを譲るつもりは毛頭ない。一筋縄ではいなかそう。
過去馬券傾向を見ると、簡単に三連複万馬券が飛び出す波乱傾向の強いレース。
単勝 | 馬連 | 三連複 | 三連単 | |
2017 | 580 | 17,290 | 50,600 | 296,160 |
2016 | 230 | 940 | 11,190 | 33,030 |
2015 | 640 | 2,800 | 6,200 | 36,720 |
2014 | 190 | 14,760 | 188,380 | 684,020 |
2013 | 3,430 | 21,890 | 137,530 | 1,235,600 |
この時期の3歳戦なので思わぬ伏兵の出番もあります。
きっちり穴馬を見極めて高配当を射止めたいですね。
予想オッズ
タワーオブロンドン | 牡3 | 57 | ルメール | 2.3 |
テトラドラクマ | 牝3 | 55 | 田辺 | 6.0 |
ギベオン | 牡3 | 57 | Mデムー | 6.6 |
ケイアイノーテック | 牡3 | 57 | 藤岡佑 | 7.4 |
カツジ | 牡3 | 57 | 松山 | 11.1 |
パクスアメリカーナ | 牡3 | 57 | 川田 | 12.2 |
ミスターメロディ | 牡3 | 57 | 福永 | 17.8 |
プリモシーン | 牝3 | 55 | 戸崎圭 | 17.9 |
朝日FS 3着、アーリントンCを制したタワーオブロンドンが抜けた支持を集めそう。
続くのはクイーンカップを逃げ切ったテトラドラクマ、毎日杯で素質の高さを見せたギベオン辺り。
2番手以降は混戦模様ですが、馬場の傾向や枠順次第で着順の入れ替わりは大いにありそうですね。
各馬の見解
タワーオブロンドン 牡3 57 ルメール 2.3
朝日FS3着。勝ち馬ダノンプレミアムからは大きく離されたが相手は規格外。
2着馬のステルヴィオとクビ差の善戦。ステルヴィオを物差しとして見るとスプリングSで接戦を演じたエポカドーロは皐月賞勝ち馬、であればこの馬も能力だけなら当然上位に評価すべき。
アーリントンCでは距離を不安視されたが馬群を縫ってのかなり強い勝ち方でマイルでも充分やれることを見せつけたのだが、ルメールのコメントは「この馬の適正は本来1200m」とのこと。
枠と追い切りを見ないとなんともですが、総合力は高いので普通に考えたら圏内でしょう。
テトラドラクマ 牝3 55 田辺 6.0
フェアリーSでは展開が向かずに結果が出せなかったが前走クイーンCでは直線で粘りを見せて快勝。桜花賞には登録せずにこちら一本で調整してきたところも好感が持てる。
昨年アエロリットが逃げ切ったことも後押しして、この馬も人気を集めそう。
ただ、フェアリーSの2着馬フィニフティが桜花賞12着、同じように後方から迫ってきた4着馬オハナはフローラSで人気して14着と結果を出せていないところを見ると、そもそもフェアリーSのレベルに疑問を感じる…
東京コースで牡馬混合戦、ということを考えると少し軸では買いづらい。人気するなら今のところは相手まで。
ギベオン 牡3 57 Mデムーロ 6.6
毎日杯では少し離された2着。勝ち馬はG1でも通用しそうなブラストワンピース。ハナ差のインディチャンプ、ノストラダムスが次走で結果を出せなかった点を踏まえるとこの馬の取捨選択が悩ましい。
さらにG1マイルでMデムーロ騎乗、これは過剰に馬券が売れそう。
素質は高い馬だけにここでも通用するのかもしれないが、個人的には強くなるのはまだ先な気がします。デムーロが人気を吸ってくれるなら軽視したい。
ケイアイノーテック 牡3 57 藤岡佑 7.4
朝日FSではステルヴィオ、タワーオブロンドンと僅差の4着。その後は条件戦を2戦で勝ちあがり、前走ニュージーランドTでは惜敗。
ステルヴィオ物差しなら本来通用する能力は持っている。
ただ武豊騎乗停止で藤岡(兄)騎乗ですか。G1未勝利のジョッキーで初の左回りで使い詰めで…と不安要素がこうも重なってくると、食指が動かない。
枠と仕上がりを見ないと判断できませんが、今のところは軽視するつもりです。
カツジ 牡3 57 松山 11.1
前走ニュージーランドTは出遅れたがそこから上がり最速で差し切り。脚質に幅が出たのは強みになる。ただこのレースは前半にカシアスが飛ばしていったので差し馬に展開が向いたのは確か。
この馬も初の左回りで初の大箱で戦えるのかはやってみないとわからない。
パクスアメリカーナ 牡3 57 川田 12.2
アーリントンCでは内目を捌いて抜け出し、あと少し、というところでタワーオブロンドンに勝ちを譲った。
ただこのレースは最内枠発走で位置が苦しいところからあれだけ走れた、と見れば充分に評価できる。
早い上がり、というよりも持続力のあるいい脚を持っているので、今回人気が落ち着くのであれば馬券的にはかなり面白そう。
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以上上位人気想定を見ていきましたが、今年も大混戦で大波乱まであると見ています。
枠順前の注目馬
パクスアメリカーナ
長くいい脚は東京コースで存分に発揮できるはず。馬群を捌く器用さもある。2走前こぶし賞ではケイアイノーテックに先着。ステルヴィオ物差しならこの馬もG1で充分に通用する。
鞍上は先行馬に乗るとめっぽう強い川田ジョッキー。好枠に配置されれば軸まで考えています。
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